流した涙は拭いておいて ARASHI Anniversary Tour5×20 8/31京セラドーム
もう何から書いたらいいのかわからないんだけど、コンサートを見た直後のこの訳が分からないような、圧倒的に良いコンサートを見たんだけど、どこかもやもやした気持ちがあることを残しておこうと思ってブログを開いた。
(どう結んだらいいかわかんなくなってまとまらないまま下書きに入れておいたら、先にあんステの記事が出来上がってしまうという。やっぱり勢いって大事。)
(以下、ネタバレあります)
休止発表からもう7か月がたった。1月末は、人生で最大に体調を崩していて正直それどころではなかった。そんな信じられない情報に向き合うだけの心の余裕が一切なく、漏れ聞こえてくるニュースから「休止会見でさえ嵐は嵐だった」「休止であり解散ではない」翌日のZEROで翔君が「復活は、あります」と言い切ってくれた、というなんとかポジティブな情報だけをかきあつめて自分の中にしまって、とにかく日々を生きるのに必死だった。
先日夏の音楽番組を録画するためにレコーダーの整理をしていて、会見翌日のZIPとNEWS ZEROが未視聴のまま残っていたことに気づいた。録画した記憶が全くない。我ながらどんなオタク根性だと苦笑しながらもう半年たつし、パンドラの箱を開けることにした。
5人が「嵐」を守ろうとしてくれていること、最後の最後まで嵐でいてくれること、ファン一人ひとりへ感謝を伝えるためのドーム50公演だということがなんとなくわかって、少しだけすっきりした。休止発表後も毎週欠かさずVS嵐と嵐にしやがれを楽しく見ていたし、これで笑ってコンサートに参加できると思った。
嵐のアニバーサリー関連に参加するのは実は初めてだったけれど、とても楽しかった。期待以上だった。一見「いつもの」セトリだったけれど、演出と見せ方でこんなに新鮮なんだと驚いた。むしろ、「いつもの」知ってる曲だからこそあんなに盛り上がるのかもしれないけれど、きっと文字だけでセトリを見たらがっかりしたであろう。でも、そんなことはなかった。とても素晴らしかった。「生で見てから語るべき」って、現場至上主義だったJr.担(お茶の間)の時は思ってたけど、やっぱり、「生で見なければわからないもの」がそこにあった。
席がめちゃくちゃよくて、演出もよく見えたからその辺も詳しく書けたらいいな!書くぞ!ブログはやる気!
ライブ終盤、5人のあいさつ。
いつもはオーラスでもなければわりと5人ともスッキリまとめてくるけど、今回は一人ひとりの時間がめちゃくちゃ長かった。たぶん大筋は決まってるんだけど、それぞれの思いを、「その瞬間」思っていることを、それぞれの言葉できちんとこちらに届けようとしてくれる感じがものすごく伝わってきた。
以下、31日分の5人のあいさつ。メモなど取ってなかったので(泣いてたw)うろ覚えですが。
櫻井
5×〇、5周年からはじまりました。最初は、並びがいいとかそういうことから始まったと思うんだけれど。
5×5からはじまって、5×10。国立でたくさんの人にお祝いしてもらって、すごいねってみんなで話していた。
この前回の5×10に来てくれた人もたくさんいらっしゃるかもしれない。
わあ、やっぱいっぱいいるんだな。ありがとうございます。
そして5×20.
どんどん右側の数字が増えていって20になったのもすごい。でも、僕は「5」の部分が変わらず、20年間やってこられたことに、誇りを持っています。5という数字は僕にとって大きな誇りです。これは、スタッフの皆さん、今日来てくれた皆さん、そして今日来てない皆さんもいらっしゃるかもしれない。その方たちみんなでこの「5」を支えてくださいました。ありがとう。
これからも、変わらず5人で。最後の最後まで。まだ見ぬ世界へ、共に行きましょう。
まだ見ぬ世界へ。
まだ見ぬ世界へ…。
2011年発売のアルバム「Beautiful World」に「まだ見ぬ世界へ」、収録されております。もし聞いたことないよって方がいらっしゃいましたら、外でCDの販売もありますのでお帰りにお買い求めください(笑)!
大野
疲れたね。俺らも大変だけど、みんなも立ちっぱなしで疲れたでしょう?
20年、長かったようで…長かった。短かったって、言えないよ。20年だからね。
嵐は動けるねっていろんな人から言われるけど、昨日、コンサートやって。今日起き上がるのが大変でもうダメだと思った。ガタが来てるよ。
でも、今日こうしてみんなの前に立つと、踊れる。皆さんがいなかったら、動けないです。
1年に1回、みんなのおかげでコンサートをやらせてもらって、こうして体型を維持していた。
休止中も、体型を維持していきたいと思います。ブクブク太って「あいつ誰だ?」って言われないように。家で一人コンサートします。(笑)
20年やってきて、4人には本当に感謝してます。さっきも言ったけど、40前のおっさんが、ライブ中に手を触れあって手をつないでドキドキするなんて、本当に仲がいいよね。ふつうは気持ち悪いって(笑)仲いいなってなる。
ファンの皆さんには本当に感謝です。最後まで精一杯届けるのでついてきてください。
相葉
嵐として、シングル56枚、アルバムも21枚出せて、皆さんのおかげです。5×20のセットリスト決めるときも、曲がありすぎてなかなか決められなかった。ぜいたくな悩みですよ。嵐のファーストコンサートの時なんて、A・RA・SHI1曲しかなかった。だから、1回のコンサートで「A・RA・SHI」3回うたったからね!皆さん想像してみてください。カラオケ行って、同じ曲3回うたう人どうですか?びっくりしますよね(笑
20年頑張ってきて、過去の栄光に浸りたいと思う時もあるけれど、僕らはひとまず時間が限られているから、後ろを振り返っている場合じゃなくて。前だけを見て、ひたすら進んでいきます。この5人で必ずトップを取ります。世界中に嵐を巻き起こします!
二宮
リーダー今朝眠そうだったな。それなのにマッスル部ずっとやってるからあの人。相葉君も今日ずっと寝てた。でも3時くらいから急に起きだしてマッスル部やるから。俺はマッスル部入りませんでした。健康になりましたから。
新・二宮和也として生まれ変わって。今日も、朝起きてウォーキングしました。(ファン\えー/)みんなより俺が一番驚いてるからね(笑)30分歩いたから。よく歩けたなって。なんでかって?新・二宮和也です!
我々嵐は、本当に恵まれていて。皆さんに感謝しなきゃいけないと思っております。感謝。(お辞儀)
俺個人のことでいうと、16歳でデビューして20年やってきて、今36歳。まだ全然やれる年。もしこれが、26歳でデビューして46歳で休止しますってなったら、いったん考えるなと思って。
例えば一般的に、36歳で会社を辞めるのと、46歳で会社を辞めて次の人生を…って考えると全然違うと思うんだよね。会社辞めないけど、俺は。いや、皆辞めないけど。(笑)新たな一歩が踏み出せるときで本当によかったなと、思っています。
みんなも、嵐のみんなが休止後にどんな道を歩くのか期待と不安があると思うけど、休止後は、いろんなことして、いろんなところに向かって足を延ばしてみたり、寄り道したりもして。そうして歩いていく中で、ほかの四人と、もしまた道が道が交わることがあれば、また嵐としてやっていけるんだろうし。それがいつになるかわからないから、僕らは歩き続けるわけで。
だからこそ、僕らは5×20というツアーで終わらないように、次の機会を作れるように、頑張っていきたい。
来年、Snow ManとSixTONESがデビューすると聞いています。彼らにはちょっと待ってもらって、我々が会場を抑えておこうと。(笑)我々もまだまだ頑張りたい。どうしてもっていうんだったら…みんなで一緒にやろう!!(笑)
とにかく、2020年12月31日の際の際までみんなで楽しく一緒にいたいと思いますので、よろしくお願いします。きょうはありがとうございました。
松本
最高の36歳のスタートが切れました。ありがとうございます。
今日、24時間テレビのTシャツ来てる人もいたけど、昔のでいうとアラウンドアジアとか、あなたはTimeねとか、あなたはそこからなのねとかいろんなツアーTシャツを着てくれる人がいて。そういうところでコミュニケーションとりながら、過ごせる20周年のコンサートは特別です。
今日で30回目です。まだまだこの5人でやりたいことがたくさんあります。みんなに楽しんでほしいし、ついて来てほしいし、一緒に見たい景色がたくさんあります。
この5人でまだまだエンターテインメントを追及して、楽しいことをやっていきたいと思いますので、ついてきてください。20年ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
にのがよく言う「嵐の見せたい嵐はライブにしかない」という感じの、ここでしか聞けない5人の言葉だった。
5人の口から語られる「休止」が、もうまさに現実のものとして私の前に突き付けられた感じがした。休止会見を見ても、もう大丈夫だ、2021年が来ても大丈夫と思っていたのに、2020年末が来るのが急に怖くなって、嵐が休止するのが悲しくて、でもファンを思っているのがドストレートに伝わってくるので嵐の気持ちは暖かくて、感情が大洪水になって涙が止まらなくなった。私は、「嵐の休止」を全然受け止められていなかったんだと、ここでやっと気づいた。
太字にしたのは、私の心にグッサリきた言葉。
翔ちゃんが語る、「変わらない5」への矜持。最近ジャニーズでもいろいろあって、「永遠なんてない」ことをみんなが感じてるからこそ、きっぱり言い切る翔ちゃんがどれだけカッコよかったか。
リーダーのボソッとつぶやくような、「短かったとは言えない」20年。これほんとぐっと来た… そうだよね、「長いようで短かった」なんて簡単に言えないよね
相葉ちゃんの口から語られる「僕らの時間は限られている」という言葉。これがほかの人だったら聞き流せたかもしれない。でも相葉ちゃんだからこそのボディーブロー…
にのが語る「2021年以降の自分の仕事」。いやこれほんと、めちゃくちゃ衝撃で、にの担だからかもしれないけどにのが自分に言い聞かせるように嵐休止後の未来を語ることにくるものがあったなあ。。。。
潤君は、「2020年末までにまだまだ嵐でやりたいことがある」と言ってくれた。「見たい景色がある。」とも。見たい景色を一緒に見せてくれ…潤君なら、嵐ならやってくれそうな気がする…ただし健康には気を付けて…と、涙でぐしゃぐしゃになりながら思った。
何度も言うけど、ライブは本当に楽しくて、素晴らしかった。やっぱり嵐コンは最高のエンターテインメントだって再確認した。
家に帰って24時間テレビの最後のほうの録画を見た。
「休止と書いてパワーアップと読む」
15年前の手紙が嵐の誓いになったように、今年の手紙も、2021年から先の未来で、嵐5人で笑って話せるようなものになるといいなと、心から思った。